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3度目の復活
朝のラウンド中
「Bさんが少し熱があるんです」

37.6度・・・いつもと変わった様子はありませんが SPO2を計ってみました
84%?別の指でも同じ数値です

元気に「おばさん、早く会社にいかないと 間に合わないよ」と話しかけます
血圧は安定しています
念のために ベットで横になっていただき 酸素を開始しました

静かに鼻カテを装着させてくれました

ラウンドをすばやく済ませAさんの元へ

SPO2・・・・78%!
酸素2Lしていて下がっています

ぐったりしてきたように見えます・・・黙っているからなのでしょうか

3度目の看取りになるのか・・・
とにかく家族に連絡してもらいました

担当医に報告すると 抗生剤入りの点滴の指示が出ました

「ご家族の方が見えました」
状態を説明し、病院へ入院しての治療を受けるか、ここで最後まで過ごしていただいていいのか確認しました
「ここで今までどうりお願いします」

話をしているうちにSPO2が90%台にあがってきました
「かあちゃんいる・・・どうした・・学校は」

(私の取り越し苦労だったかしら)

「落ち着いてきたようだから朝の薬だけ飲んでもらってね」

やっと記録が出来ます
座ったとたんに 電話が鳴りました
「Bさんが痰が絡んでるようなんで見てもらえますか」

苦しそうに 体を二つに折り曲げ、激しいぜい鳴が・・・
吸引しても わずかな白色痰 ・・・SPO2 65%

担当医に報告し、新たな指示を受けました

そこへ遅番看護師が出勤してきました!
「直ぐ着替えて点滴をお願いします。準備しておきますから」

家族の手も借り
じっとしていられないBさんに点滴をしました、
細い血管に何とか入れましたが、漏れてしまえば、この苦しみを取ってあげられません

「私が持っているから、主任を呼んで」

朝からAさんにかかりきりで いつもの 業務がまったく出来ていません
今日の看護師勤務は2人だけ・・・何事も無ければ回っていくのですが・・・

主任は予防着を普段着の上に羽織り
「今日は働かないよ。点滴を持っててやるから」

担当医の往診があり「本日より看取り」となりました

点滴が終わるころ・・・だいぶ息苦しさが軽減してきました

家族が交代で3日間付き添ってくれました

「一人 二人 ・・・7人 よろしくお願いします」
半日は元気に話し続け、子供のころの話らしいのをしています
90過ぎなのに補聴器をいつもしていて、職員に指示を出していたBさん

きっと今回も復活するでしょう

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[2014/10/01 15:51] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
だれか・・・たすけて・・・
A子さんは 誰か頼れる人がいないか 必死で捜し求めているようにみえました

「誰かーいないのー怖いよー助けて」

「もう私たちが耐えられませんよ!薬で静かにしてもらえませんか」
リーダーから訴えがありました
担当医に相談し、安定剤が処方されましたが・・・変化なし

「もっと強い薬が無いんですか 私たちのほうが 気が変になりそうです!」

鎮静剤 漢方薬が処方されました。
「転倒に注意するように」
担当医からも言われました

2日後
「寝ていて起きないんです。食事が食べられないんです」

「効き過ぎたのね。違う薬に変えてもらおうか・・・」

薬を変えたら 食事は介助で食べられるようになりましたが
歩行不安定・・・ふらふらと歩き出し ・・・頭に大きなこぶ
体は痣が・・・・誰も知らないうちに怪我をしている・・・

低めのソファーに座っていただき、立ち上がりまでの時間を稼いだり 椅子の後ろにかいものをしてテーブルに固定したり 工夫はしていますが 骨折が心配されるような事故が続いていました

(事故報告書は一度もあがっていません!)


「A子さん 大丈夫よ ここに居るよ。ちょっと待っていられるかね」
「いいよ・・・待ってなんか居られない」
「少しだけ・・・・お待ちどうさま お茶をいれてきたよ」

年配の介護士が・・・
これくらい当たり前のことですが・・・救世主が現れた・・・そう思えました

「ありがとう。そういう関わりを持ってもらいたかったのよ。これからもお願いします」
「そんな・・・お願いしますなんて。母親が同じような感じで介護してきたから慣れてるんです」

その介護士となじんでいくようになって、A子さんの看護に対する態度も変わってきました

今までは声を掛けると
「・・・あんたは大丈夫 一緒に行こう」と笑顔で手をつないでくれましたが
「もう言いの・・・忙しいでしょ・・・行っていいよ」

これでいいのです
何とかこのユニットに馴染み 生活できるよう 仕方なくでも 受け入れてくれたのです

そう思いたい・・・・

[2014/09/26 09:14] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
何とかしたい!


別のユニットだったら A子さんにとって もう少しましな生活が送れたのではないでしょうか・・・・

精神科付属の老健から入所になりました

一人暮らしで、キーパーソンは姪 生活保護・・・
アルツハイマー型認知症

事前にユニットリーダーと相談員で A子さんと面談して 入所を決めた方です

入所日から落ち着かず 歩き回っていました
私が付き添い、一緒にボランティアの会に参加した時は楽しそうでした

翌日は「怖いよー。怖いよー。家へ帰りたいよ。返してよー」
叫びながら歩き回って、手当たり次第に物を投げたり落としたり・・・

座っているときはテーブルをバンバンたたいて・・・手が痛くないのか

テーブルにスポンジを置きテーブルクロスを掛けたり 床とテーブルの間にクッションを置いたり工夫していました

誰かが側に付いて居られれば安心できて、もう少し落ち着けるのではないかと思いましたが・・・・
日常的に人手不足・・・ホールに介護人がいません

どこにでも排泄してしまう
ユニットから居なくなる

どのようにケアしたらいいのか・・・・介護技術がこのユニットリーダーには無かったのです

「こんな所におしっこしって!やんなっちゃうねえ!」
「ああ!またやった!なにやってるの!だめでしょ!」
「静かに座ってて!動かないで!」

正常な人だってこんな言われ方をしたら・・・家に帰りたい・・・

でも「怖いよー」とは言わない・・・・・?


わかりました
夕食後の様子を見ていると・・・トイレ誘導し排泄がすむまで 付いている・・・押さえている時もあります
「ちゃんと出しておかないと どこにでもしちゃうんだから!」
おむつを当て ベットに横になっていただき・・・鍵を掛ける

眠剤を服用しているので良く寝ているそうですが

早番で行くと
「出してーだしてー早くー出してー」
鍵を開けると裸で叫んでいました
「トイレへ行かせて」

リーダーにポータブルを置くように話すと
「ダメよ!みんな部屋中に撒いちゃうんだから!」

処置のためにユニットに入ると
A子さんが頬を手で押さえて
「痛いよ・・・叩かれた・・・叩かれた・・・いたい」

顔を見ても傷やあざはありません
・・・・・「あの声を聞くとイライラして!」
複数のユニット介護士から聞かれました   リーダーからもです。


何とかしてやりたい!助けてやりたい

看護全員の共感がありましたが・・・・

「なるべくユニットから連れ出してやるようにしましょう。散歩とか、医務室に連れてくるとか」
「でも私は小さいから突き飛ばされて 怪我でもしたら大変よ」
「私なら大丈夫。」
「医務の仕事だってあるのに・・・」

ユニットと医務室が近かったら・・・・



[2014/09/24 15:26] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
監査が終わりました・・・
先週は 監査があるので あちこち細かいところまで 掃除のチェックがあり 館内はきれいになりました
外回りは草だらけですけど・・・見上げればエアコンのフィルターが1年前のまま・・・

園長からは
「たいした指摘も無く・・・ごくろうさまでした」

今回は園長 ケアマネ 相談員の退職による変更があったので 甘かったのではないでしょうか

看護部門は 質問に答えられず 大変だったという噂が・・・・

終わってしまえば今までどうり

ボランティアの高校生が20人くらい来て風船バレエ大会が行われたというが、静かにお年寄りをホールにお連れするのを見たが・・・・静かだ!

監査明けで多くの介護士が休んでいるので、盛り上げる職員がいないのだろう

入浴も全部休んでの大会なのに・・・・終わったことも知らなかった

レクレーションが ほとんど行われていないことなど指摘されなかったのだろうか
職員不足で 休みが取りきれていないことは問題視されなかったのか

監査で指摘されて少しでも改善されることを期待していたのに・・・・残念!

[2014/09/20 09:22] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
窒息! 誤嚥?
「××さんがSPO2 65%です!」

19時30分・・・急変!

「すぐいくよ!」

口唇チアノーゼ
痰が絡んで・・・・気道が痰で埋っている
直ぐ吸引

お部屋で一人で夕食を食べていた・・・・
片付けに行って気付いたらしい

時々SPO2が低下し 看取りの承諾を家族から頂いている
酸素も様子によって 断続的に使用している

吸引を繰り返し 食物残渣が出てきた

顔色に赤みがさした
SPO2 93%

「報告の仕方がわかりやすくてよかったよ。」

次の遅番
19時20分
「××さんが痰がらみがひどいので吸引お願いします」

吸引 酸素吸入で30分ほどで改善した
たぶん・・・誤嚥しているのだ
気付くのが遅い・・・・もっと遅かったらと思うとゾッとする

その後も時々夕食後にSPO2が低下し痰が絡むことがあった

主任からは介護に余分な助言はしないように言われていた
後で看護が嫌がられ、介護とうまくいかなくなるので困る・・・・・・・と

嫌われてもお年寄りのことを考えれば黙って入られない

「見守りの眼が届きやすいホールに出て、食事をしていただいたらどう?時間も1時間以内にして、食べきれないときは介助しても良くない?」

翌日からベットごとホールに出て食事をする××さんの姿だあった

「私もそのほうが良いって言っといたよ」
・・・・だったらもっと早く言ってよ。

[2014/09/16 14:37] | 未分類 | トラックバック(0) | コメント(0) |
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そう遠くないうちに 自分もお世話になるかもしれない ・・・介護施設の日常・・・これでいいの?

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